納品事例

垂直コンタクト&斜めコンタクトプローブ

ハイパワー系のデバイス測定において大電流を流すことができるスプリングコンタクトピンを使用する場合があります。

基本的には垂直コンタクトで真上から電極にコンタクトしてスプリングを押し込むという形になります。

この場合のメリットとしては

①垂直コンタクトなので基本的にはピンが横滑りしない。

②ステージ温度を変えてステージが膨張してもスプリングがZ方向を吸収してくれる。(このプローブは-100~300℃対応)

ということがあります。

 

デメリットとしては

①ピンの外径が1㎜近くあるので(大電流対応品)ピン間のピッチが2㎜程度必要になる。

ということになります。

 

そこで、基本的には垂直コンタクトでの使用が前提ですが、プローブを斜めに振ってピンピッチをある程度詰めることもできるプローブを製作しました。

これによりスプリングピンのデメリットをカバーしています。

ただし、斜めにするとスプリングがストロークしませんので、本来の能力を発揮できないということはありますが、

導通ピンという面では全く問題ありません。

 

写真のピンは定格電流2Aのピンになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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